未明の方舟2019

未明の方舟 2019 について

お休みを頂いていた未明の方舟の第五回開催が決定しました。

2019年3月13日〜18日
「未明の方舟 花配る踊り子」
大阪 中崎町 イロリムラcrefにて

出展作家はただいま調整中です。
今回、新たな試みとして、ひと枠、公募枠を設けます。
続報をお待ちください。

未明の方舟は、表現媒体を問わない、言葉ありきの展覧会です
毎回「ステートメント(宣言文)」を主催から提示し、それをもとに自由に作品を制作していただいています。
公募枠も、表現媒体は問わないので、ふるってご応募ください。

(未明の方舟代表・井筒樹)


花配る踊り子


わたしたちは花を配り歩く
パレードをする
それぞれてんでばらばらなステップでスキップで
花、花、それぞれ手に花も違い、足取りも違う
それでも一つのことを信じていたんだ
僕らが死んでしまうまでに
この花を届けなくてはいけないんだ
花は光、花は命
その鼓動は走ってゆく
わたしたちは踊りながら生きている
生きることは踊ることだとどこかで信じながら
たくさんの信じたいことがあって
わたしたちは何処へでもいけるんだってそれが嘘だって
恐れだってあって
それでも花を配ることをやめられずに
わたしたちは生きている
僕らが死んでしまう前に
この花を届けたかった
その思いはどうやっても届くから
それだけ信じていていいから
ぱっと光をはなつ花が、散りゆく様まで
きれいに、きれいに写し取られて
踊っているように散った花びらが
僕らの墓標だとして
それらの上でなお踊る
生きるために踊れ
生きるために花を配れ
たとえひとりになっても
わたしは花を配り続けるだろう
それほどの闘いなのだ
光のために闘うとわたしは決めたのだ